わたしたちは「わがままに生きる人をつくる」という理念のもと、
ビジョンを実現するために、常に新しいことへの挑戦を恐れず進化をし続けています。
そんなSALの創業から今までの歴史を振り返ります。
創業
2008年7月7日。
この日、とあるマンションの一室からSAL(サル)の歴史が幕を開けた。
まだ、ネット広告とその受け皿であるWebサイトやランディングページ制作の両方に知見のある人材が企業には少なかった時代。
サイバーエージェントにて広告代理店の営業をしていた魚住は、ネット広告に精通する自身と、共に独立したデザイナーと二人三脚で【デザイン×広告】をコンサルティングできる会社としてSALを立ち上げ、スタートを切った。
広告から制作へのビジネスモデルチェンジ
幸いにもお客様に恵まれ、社員数が増えてきたところで、広告よりも、制作の方が強みとなっていく。
その背景として、Flashを使った動きのあるサイトや、インパクトのあるキャンペーンサイトがクライアントから求められていたことが挙げられる。
広告であれば他の企業でも比較的同じようなサービスを提供しやすいという側面もあり、
SALはクライアントのニーズに応えるため、広告ではなく制作チームの強化・拡大へと舵を切った。
人材の育成のため、沖縄進出
当時はまだデザイナーが世の中に今ほど多くはおらず、
SALは新たな人材の獲得とクリエイティブ人材の育成を目指していた。
同時期に沖縄県がIT人材を育てる施策を打ち出しており、
誘致されるかたちで、2010年、沖縄に進出。
制作チームを創り上げていった。
世の中はスマホ化が進み、のちにSALは、ゲームアプリ制作を別事業として展開することになる。
ゲームアプリの失敗。
だが、新規ビジネスへ果敢にトライし、SNS運用事業の道を拓く。
2012年、マイクロアド社と共同でゲームアプリ「目指せ!グラビアカメラマン」をリリース。
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1年近い投資をしても収益が上がらず、敢え無くサービス終了となった。
合同プロジェクトがゆえに通常よりも意思決定のプロセスが複雑で、臨機応変な対応ができなかったのが要因だ。
だが、失敗は恐れない。
時代のニーズを捉え、新たなチャンスを逃さない。
当時流行っていたギャルマーケティングにフォーカスを当て、
渋谷に「ギャルカフェ 10sion」をオープン。
ギャルがギャルのまま働き、店内は敬語禁止で、お客様がギャルを体感できるスポット。
いまも激戦地域で店舗として運営されている。
この取り組みが“若年者層に向けたマーケティングが得意”というアピールになり、
大手企業の若年層向けのSNS運用サービスを受託・運営するという新たな事業に繋がった。
初の海外進出。
文化の違いにぶつかりながらも得たもの
同時期、優秀なエンジニアが育ちやすい土壌があったカンボジアにオフショアとして進出。
しかしブリッジになる人材が育っておらず、現地エンジニアのコントロールに難航し、半年で撤退することに。
その翌年の2013年、カンボジアでの失敗を糧に、上海に進出。
日系企業に対して、日本語を話せる中国人だけを扱った人材紹介サービスを展開した。
人口が減りゆく日本において、人口増の海外に進出する企業が増えていくであろうことを予見し、
今後進出してくる日本企業をサポートできる事業を行なうことが、海外進出のビジョンだった。
結果としてコロナ禍により上海事業も撤退を余儀なくされたが、
常識もビジネスマナーも違う場所で事業展開をする経験を持つことによって、
日本の習慣に捉われずにグローバルビジネスを成功させるためにはどうしたらいいのか?という発想が常に浮かぶようになったのは、得難い経験だ。
強みである【Web戦略設計】の始まり
今まではクリエイター集団としてWeb制作で一定の価値を提供することができていたものの、世の中にも同じ集団が増え始めてきた頃。
今までと同じ価値提供だけではすぐに市場で収益をあげられない日が来るであろうと危機感を覚え、
上海進出と同年、Web戦略設計のサービスを開始。
当時は大手企業を中心にサイト作成の目的があいまいで「かっこいいサイトを作ること」がゴールだった。
その「あいまいな目的」に着目し、
・成果を上げるためのサイト作りをしませんか?
・そのためには、サイトの設計に力を入れることが重要です。
・戦略から一緒に考えましょう!
といったアプローチでWeb戦略設計サービスを展開し、価値を見出してもらうことができた。
リレーションを築き、いまではSALの強みの一つとなっている。
SNS常駐サービスの提供開始
いままで企業のSNS運用を行ってきたが、同業他社も徐々に増え、価格競争が激化してきた。
そこで、お客様の価値となり、かつSALの強みや実績から導き出される新しいサービスを模索し、2018年、クライアント先に常駐してSNSマーケティングを支援するSNS常駐サービスを開始。
企業側には、自社のSNS運用を外部委託するならば、自社社員に匹敵するほど社内に精通したSNSマーケティングのプロに任せたい、という要望があった。
SNSの特性上、社内のことをよく理解したうえでなければ、成果の上がるコンテンツを生み出すことができないためだ。
本サービスで、クライアント先にSNSマーケティングの知識が豊富なSALの人材を常駐させることによって、それを叶えることができた。
だが軌道に乗り始めた2020年頃。コロナ禍により企業の社員が出社しなくなったため、
常駐というメリットが意味をなさなくなってしまった。
業績見通しも予想を下回り、拡大路線を止めて現状維持せざるを得なくなった。
しかしここで発想を転換し、新たなサービスが生まれることになる。
コロナ禍による影響を逆手に取った、remodooo!事業の誕生
この頃「在宅で短時間なら働くことができる、その中で今までのキャリアを活かして働きたい」と思っている子育て中の主婦の方たちがたくさんいることを知った。
魚住は、コロナ禍の終わりも見えないことからSALの組織の在り方をガラッと変えようと考え、正社員のみではなく、こういった“働きたくても働けない人たち”を業務委託として組織に組み込むことに。
それにより、組織課題がどんどん解決されていく。
子供がいる時短社員が新規事業の立上げを推進できたり、管理部が業績に直接かかわるような仕事にチャレンジすることができるような組織ができてきたのだ。
これは、人材不足の日本で事業展開する経営者の悩みを解消できる有益な取り組みだと確信し、2022年に新規事業として立上げを行った。
これが現在のremodooo!事業である。
社会問題の解決にもつながる社会貢献性の高い事業として、いま特に力を入れている。
そして現在!
過去の歴史を踏まえて、今も挑戦をし続ける魚住に質問してみました!
Q1. 新規事業に失敗しても、チャレンジを続けられるのはなぜですか?
起業してやりたかったことは、チームを作って「わがままに生きる集団」となり、みんなで組織を創り上げていくことです。
ですが、まだ狙っている状態には到達できていなくて。
社員のメンバーから役員、マネージャー、リーダーがたくさん出てきて、その人達が中心になって会社が成長していく状態を作りたいんです。
なのでそこまではやります!
Q2. 新しい事業のアイデアが浮かぶのはどんな時ですか?
あることに対して「凄く困っている」という事例が見つかったときですね。
自分自身が生活したり経営している中だったり、クライアントや知り合いの話を聞いている中で
「ここはやっぱり皆困ってるんだ。自分も凄く困った。」ということが見つかると、
「これを解決できたら価値になるな!」と思います。
日常の中でいつもアンテナを張っていますよ。
Q3. 今後の事業展開や新しくチャレンジしてみたい事業を教えてください!
まずremodooo!事業をWebコンサルティング事業と同じ柱にしていくのが直近やりたいことです。
その道筋が見えたあと、「Webコンサルティング事業」「remodooo!事業」「海外」を掛け合わせた事業を展開したいです。
国内市場はどんどん縮小していっているので、海外進出を考える企業が増えていますよね。
remodooo!事業は海外進出のサポートもできるので、そこを新たなビジネスに繋げていきたいと思っています。
いかがでしたでしょうか?
今までの歴史を知って、少しでもSALに興味を持っていただけたらうれしいです!
「もうちょっと話を聞いてみたいな!」と思ってくださった方は、
ぜひエントリーしてください。
お待ちしています!!
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